2017年 アンビエント ベストアルバム

あけましておめでとうございます!2018年ですね。
2017年は何だかもう全く更新ができませんでした。
今年は何とか更新して行きたいと思っています。

というわけで、2017年個人的良かったアンビエント「アルバム」の発表です!

No.1
The Irresistible Force) / Kira Kira

アンビエントマスター、Mixmaster Morrisの19年ぶりの新作!
とにかく愛に溢れているというか、光り輝いている、まさにkirakiraした曲が収められています。
最初から最後まで通して聴ける素晴らしい内容です。
ここに来てキャリア中の最高傑作を出してしまえるその才能に脱帽です。


No.2
EAT STATIC / Last Ship to Paradise

1位のモリスもそうですが、2017年は日本のテクノ黎明期に活躍した大御所さんたちがこぞって素晴らしいアルバムを出して来た印象です。
EAT STATICはゴアトランス初期からリリースしている大御所ですが、今回のLast Ship to Paradiseはダウンテンポの曲も多いし、トランス色はほとんどなく、僕のアンビエントDJセットにも問題なく差し込める曲たちが揃っています。
是非この内容でLIVEを体験してみたいものです。

No.3
Brian Eno / Reflection

2017/1/1リリースで、今年は結構1年中聴いてました。何の心配もなくかけっぱなしにできるアルバム。
iPadアプリもあるようで、そっちはなんか永遠に聴けるような仕組みだそうで、興味はあるが、購入には至っていません。(w

次点
Shpongle / Codex VI

Shpongle、待望のニューアルバム。相変わらずの素晴らしいクオリティですが、斬新さに欠けた感は否めません。
またLIVEを日本で体験したい!SOLSTICEさん、よろしくお願いします。

曲単位ではいい曲も結構あるのですが、紹介しきれないので、mixcloudで使用曲はリスト出ししてますので良かったら聴いてみてください。

https://www.mixcloud.com/KAGIWO_Ambient/

at 12:12, KAGIWO, ディスク レビュー

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The Orb / COW /ChillOut,World!


COW / Chill Out, World! - The Orb

 

秋の気配が強くなってきた今日この頃、そろそろここらでチルアウトと思った時に最適な1枚。

 

ここのところハイペースなリリースが続くTHE ORBの最新作COW /ChillOut,World! ですが、これがまた傑作。

 

前情報でかなりいい出来だと聞いてはいましたが、実際に聴いてみるとこれがまごうことなき最高のアンビエントアルバムでした。

 

今回日本版を買ってライナーにもありましたが、ここまでアンビエントな作品はこれまで無かったと思います。

 

前作 MOONBUILDING 2703 AD もかなりいいアルバムで実際今でもちょいちょい聴いてるんですが、今回のこのCOWも今後長く聴くことになりそうな予感です。

 

最新な音楽というテイストこそ薄いですが、ORBらしくて気持ちよい音作り、構成で最初から最後まで飽きることなく聴けるし、もちろんチルアウトに最適です。

 

今のORBはぜひとも良いサウンドシステムの野外イベントで聴いてみたいですな。

 

 

at 00:03, KAGIWO, ディスク レビュー

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D.A.N. / POOL


POOL - D.A.N.


去年interFMでかかってて気になったのでototoyで試聴して購入。

バイオから拾うと「ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求」とある。
トラック的にはチルアウト、アンビエント、ラウンジ、エレクトロニカ的要素があり、ボーカルも中性的で歌詞も主張がほとんどなく、自分のCHILLOUTやAMBIENTのDJに差し込んでも違和感が全くない。
先日のDJの時に「Ralph Myerz, Christine Sandtorv / Stormy Weathers」の後にかけてみたけど、いい感じだった。

個人的には日本のこういう系のバンドだとFISHMANS以来にHITした感じ。
「宇宙 日本 世田谷」とか「ゆらめき IN THE AIR」に近いのかな?

ぜひとも一度LIVEで聴いてみたいが、調べるとツアー的なことはやっていないようなので、名古屋来たらぜひとも行きたいと思う。




EP - D.A.N.


at 10:58, KAGIWO, ディスク レビュー

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Brian Eno / Thursday Afternoon


Thursday Afternoon - ブライアン・イーノ をiTunesで購入する

ブライアン・イーノのアンビエントシリーズの中でも最も静かで展開が少ない本作ですが、これが究極のアンビエントミュージック(環境音楽)と断言できる素晴らしい作品です。

収録曲も1曲のみで約60分。

基本的には柔らかくて薄ーいパッドの音と、パラパラと降ってくるようなピアノの断片的なメロディーが60分間続いています。

同じアンビエントシリーズの「The Pearl」も同じようなピアノとパッドが主になっている作品ですが、まだチルアウト的(休日のBGM的)な「雰囲気」が楽しめるのに対し、この「Thursday Afternoon」は主役となるメロディーもほとんど無く、全くと言っていいほど主張しないので一日中ループしてかけっぱなしでも飽きることはありません。

聴いてるのか聴いていないのか?とか、聴こえているのかさえも超越した正に環境音楽。
同じ美しい景色を見るのでも全くの無音と、この音楽がBGMの場合とでは見えてくるものが違ってくるとさえ思ってしまいます。
あるのかないのかよく分からないけど、無いと全然違う音楽。


先日標高2,000mの場所にあるホテルに宿泊したのですが、部屋の大きな窓から見える眼下の雲海が、半月の明かりに照らされてうっすらと光っている幻想的な景色のBGMとして選んだのですが、これが大正解でした。



とにかく思考を止めて頭を空っぽにしてぼぉぉぉぉぉーーーーっとする時のBGMに最適です。



 

at 15:00, KAGIWO, ディスク レビュー

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COLD FLARE / Spiritual Journey EP


Spiritual Journey EP - Cold Flare をiTunesで購入する

名古屋のサイケデリックトランスレーベル「HINOWA RECORDINGS」から日本でも数少ないPsybientのアーティスト「COLD FLARE」のセカンドEP「Spiritual Journey EP」が本日リリース!

前作から3年、自身から溢れる音を探求し続けるCOLD FLAREの2nd EP "Spiritual Journey"。 PsychedelicやAmbient、Dubといった様々なジャンル、楽器をフューチャーしての楽曲は どこか懐かしく哀愁感あるメロディーと、ディープで広大なサウンドスケープの中で躍動するリズムとが絡み合い、 前作にも増して、より鮮明な仕上がりとなっている。 また、COLD FLAREは制作にあたって一貫したテーマを持っており、 「言葉無き物語の語り部」としての役割を果たすべく、それを音楽で表現している。 今回はタイトル曲でもある"Spiritual Journey"を、Chromatic Wave名義でソロアルバムをリリースしたDJ KAGIWOがRemix。 聴く度に広がっていくであろうイマジネーションを感じて欲しい。


と言う訳で、タイトル曲のリミックスをやらせてもらってます。
「HINOWA RECORDINGS」のサイトで試聴できるのでぜひ聴いてみてください!

http://hinowa.jp/release/index.html#HNW009

at 09:30, KAGIWO, ディスク レビュー

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Charinjit Singh / Ten Ragas to a Disco Beat

facebookのタイムラインに流れてきたCharinjit Singhさんの訃報。一体誰?という感じでしたが、リンク先の記事を読むと“アシッドハウスの元祖”として世界的に有名なミュージシャンということで、アシッドハウス元年とされている1987年に先駆ける事5年、1982年にリリースしたアルバム“Ten Ragas To A Disco Beat”がTB-303とTR-808を使ってダンスビートで構築されているため、こりゃスゴイって話だったようです。
 

早速youtubeで聴いてみると、



まぁ確かにTB-303とTR-808を使ってますが、いわゆるアシッドハウス的にビッキビキにACIDな感じではないものの1982年にこれをやってリリースしてる事実が凄いですね!先行き過ぎっていう。

しかし古いからと言って単なるクラシックと言う訳でもなく、ディープな時間帯のアンビエントフロアなんかでは使っても楽しそう。

Dance of Shivaとかインド楽器メインのイベントのDJで使うとなかなか楽しいことになりそうなので一応購入しました。

at 10:22, KAGIWO, ディスク レビュー

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The Orb / MOONBUILDING 2703 AD

クラブミュージックとしてのアンビエントミュージックのパイオニア「The Orb」の新作「MOONBUILDING 2703 AD」が素晴らしい。




Moonbuilding 2703 AD - The Orb をiTunesで購入


収録曲は4曲(日本盤は+ボーナストラックが2曲)なんだけど、通して聴くといったいどこで終わってどこから次の曲なのか分からなくなってしまう、The OrbのLIVEに近い作りで、これと言って耳に残る分かりやすいメロディとか展開は無いんだけど、なんだかすごく素晴らしいんですよ、このアルバム。
もしかしたらThe Orbのアルバムの中で一番になるかも知れないってくらい。

制作風景のドキュメンタリー的な映像を見ると、トーマスのスタジオにアレックスがレコードとかCDのネタを持ってきて、それをDAWにどんどん取り込んで曲を構築していくようなのがあったけど、実際このアルバムを聴くとそういったサウンドコラージュな印象も大きくて、ミックスやマスタリングも昨今の音圧重視のものとは正反対のジェントルな仕上がりです。

「David Gilmour」をフィーチャリングした「Metallic Spheres by 101 DISTRIBUTION」



が好きなら確実に買いです。

at 16:35, KAGIWO, ディスク レビュー

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OPETH / Heritage

テレビをほとんど見なくなって久しいのですが、家にネットTVが導入されたのでMTVの「HeadbangersBall」なんかを録画してみるようになりました。
単純に自分がまだ知らない音楽を提供してもらえるというのはありがたい事。
特にMETALに関しては1996年以降はほぼノーチェック状態だったので、「HeadbangersBall」で流れる曲はどれも新鮮。
そんな中、久々にCD買うところまで気になってしまったBANDが「OPETH」。
かかってたのは「The Devil's Orchard」と言う曲で、



プログレチックな曲調も気に入ったのですが、PVがなかなか独特の雰囲気でよかったので数回繰り返して聴いてCD購入を決意。




Heritage (Special Edition) - Opeth


アルバムとしても完成度が高く、ここんところヘビーローテーション。
やっぱ自分はアルバムコンセプトがしっかりしてるのが好きなんだろーなと改めて実感。

プログレってPINK FLOYDかじってるくらいでほとんど通ってないんだけど、ちょっと前に書いた「Chrome Hoof」を通過したことでこっち方面の音に素直に反応できるようになったのかも。

でもよくよく考えるとThe ORBとかShpongleだってある意味プログレ要素入ってるんじゃないか?とか思い始めてきた。

話を戻してOPETHは1stアルバムが1995年発表なので、全く存在すらも認識していなかった。
wikiってみると元々はデスメタルとしてのスタートだけど、今回自分が買った「Heritage」からガラッと作風が変わった模様。
続く2014年発表の「Pale Communion」もプログレ路線のようなので、また機会をみて買ってみようと思ってます。

at 11:25, KAGIWO, ディスク レビュー

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Juno Reactor / The Golden Sun Remix

先日のJAPANツアーも好評だったJuno Reactor。
自分がオープニングアクトとして参加させてもらった名古屋公演でもかなり素晴らしいプレイでした。
特にアンコールでは正にBANDの音を披露するなど、本当に「進化」してました。

そんなJuno Reactorが2013年にリリースしたアルバム「The Golden Sun Of The Great East」



のリミックスアルバム「The Golden Sun Remix」



が日本では4/15に先行リリースされています。
こちらのアルバムはいわゆるサイケデリックトランス系のアーティストによるリミックスをメインにコンパイルしたものになりますが、アルバムとしてかなり高い完成度だと思います。

個人的にはGuillotine (Bliss Remix)が往年のインフェクテッドマッシュルームを彷彿させる内容でかなりお気に入り。
しかしはっきり言ってこのアルバムに入ってる曲はどれも素晴らしい!
アルバム1枚まるっと聴けてしまうのでこれはかなりのお勧めです。

そんな素晴らしい「The Golden Sun Remix」ですが、海外では昨日6/9にリリースだったようで、それに合わせて今やテクノ系のトップアーティストの仲間入りを果たしたと言っても過言ではないExtraweltがリミックスした「Final Frontier (Extrawelt Remix) 」のPVが発表されました。



まずはこれ実際に見てみて欲しいのですが、「まさか」の内容です。

撮影はJAPANツアーの最後にBENが金沢でDJとしてプレイした時に撮られたものということですが、ニヤリとせずにはいられない内容。
淡々とした「Final Frontier (Extrawelt Remix)」の曲調と相まってものすごくテクノな世界が表現されています。
ぜひ一度観てみてください。


Final Frontier (Extrawelt Remix)

at 13:52, KAGIWO, ディスク レビュー

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Chrome Hoof / Chrome Black Gold

ひっさびさにバンドのアルバムでぶっ飛ばされたのでご紹介。

BURRN!の2014年 07月号はMEGADETHのデイブ・ムステインが表紙だったので20年ぶりぐらいに何となく買ったんですよ。

で、寝床とかに置いてあってたまに引っ張り出しては読んでたんだけど、年も開けた2015年にようやくディスクレビューのとこまで読み進めて、気になったアルバムをネットで検索して聴いてみたりしてたんだけど、どれもさっぱり良くなかった。

しかし唯一「Chrome Hoof」っていうバンドを検索し、HITした彼らのLIVEをyoutubeで見てJane's AddictionのNothing's Shockingを聴いた時以来の衝撃を受けました。

そのPVがこれ。



PV見るとメンバーが10人、その中にダンサーが2人。奥に何か名古屋が誇るパフォーマーのシンジ君みたいなロボットみたいなのもいるし、何と言っても楽曲の展開と黒人フィメールシンガーが素敵すぎる。

速攻で最新アルバム「Chrome Black Gold」を購入して、そりゃもうずーーーーーっと聴いてます。

アルバム1枚通して捨て曲無し。

ロック、メタル、ファンク、サイケデリック、プログレッシブ、エレクトロなどのジャンルを軽々と飲み込み、咀嚼して吐き出すそのセンスに脱帽。

好きな人はめちゃハマる、嫌いな人は全く受け付けないという類になるかと思いますが、僕は間違いなく前者です。
あ、あとBURRN!のディスクレビューで紹介されてたけど、あの雑誌の購読者でChrome Hoofにはまる人は10パーセントもいないんじゃないか!?

これライブを体験したいけど、日本じゃまず無理だろうな・・・。
可能性があるとしたらフジロックか!?
来たら絶対行くよ!

とりあえずしばらくは「Chrome Black Gold」はヘビーローテ確実です。
(でも自分のアルバムも最後の詰めの段階なのでそっちも頑張りますよ。)


Chrome Black Gold - Chrome Hoof
iTunesで購入する


 

at 23:48, KAGIWO, ディスク レビュー

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