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マスタリング その1

 この3年間、力を入れている「Landscape Music Design」プロジェクトですが、
レーベル始動時のコンセプトであった「3年間毎年1枚CDをリリースする」という目標が実現する運びとなりました。

今回はぼくらがやっているマスタリングについて。

収録曲の確定までも紆余曲折あるわけですが、今回はアルバム用に集まった20曲の中から14曲を選びました。

CDの「Landscape Music」シリーズは収録曲がDJmixしてあって、曲がとぎれることなくCD1枚を聴くことができるのが特徴です。(デジタル販売は1曲ずつ販売のコンピレーション形式。)

収録曲が出揃った時点でCD用のDJmixのデモも完成していますが、まずは各曲1曲1曲をマスタリングしていきます。

マスタリングはいつもStudio dubreel(http://www.dubreel.net/)にお願いしています。

Landscape Musicのマスタリングはdubreelが推奨する『DAW/DTM環境向けマスタリング』で行います。

簡単に説明すると、各アーティストで追い込めるところまでMIXはするのですが、その状態でマスタリング用にトラックをある程度まとめて大体8〜16トラックにして書き出します。
そしてそれらをdubreelのPro Toolsに並べ、マスタリングエンジニアがマスタリングをする前にMIXの最終調整をします。

なぜそんなことをするかというと、やはりモニターの解像度が違うので、よりよい環境で聴く事で、細かい部分を詰めていくことが可能だからです。
また、dubreelではこれまでの信頼関係がありますので、この時点でエフェクトのかけ足しや、場合によってはアナログ機材にSEND/INして録音し直したりと、より積極的な音作りも行います。

そのため、マスタリングに入る前のMIXの最終確認にもの凄く時間がかかります。

今回の「Landscape Music vol.3」では収録曲が14曲もあるので、全ての曲のマスタリングの準備が整うまで10時間くらいかかりました。(これでも早い方だと思います。)



そしてマスタリング準備が整うと、dubreelの場合、1曲を4つのトラックに分けてPro Toolsから出力し、マスタリング用のアナログ機材を通してKORG MR-2000Sに録音していきます。



これがまた1曲ずつパラ出し設定、ピーク確認、録音といった順番で繰り返す上に、当然1曲丸ごとの実時間が必要になりますので、この作業でも2時間くらいかかります。

DSDに録音が終わると、今度はDSDから再生したものをPro Toolsに戻して録音します。
当然ここでも実時間がかかりますのでこの時間は休憩にあてます。(w

なんでまたまたこんな面倒なことするかというと、アナログ機材を通してDSDに録音することによって、アナログ的な質感や空気感を獲得するためです。

vol.1の時はDSDではなくDATに録音していたのですが、vol.2のときにDSDを使ってみてその空間の広がりにびっくりしました。

少し話はずれますが、電源やケーブルで音が変わるという話、ぼくも以前は雑誌なんかで読んでいて「ホントにそんなに変わるものなの?普通の人では分からないくらいのものじゃないの?」なんて思ってましたが、4年前に初めてdubreelに行った時に、電源を変えたりしてどう音が変わるのかを体験させてもらいました。
それはもう衝撃的で、音楽やってる人じゃなくても、音楽に興味が無い人でも一回聴けば絶対に分かるというものでした。
それ以来、僕はdubreelに対して絶対の信頼を置いています。(まぁそれ以前の長い付き合いも含めてですが。)

さてさて、マスタリングに話を戻します。

今回は時間の都合上、DSDへの流し込みまでで作業を終了。
この後は次回に持ち越しです。

DSDで再生し、Pro Toolsで録音したデータを1曲ずつの長さに切り出して、最終的な(一般的な意味での)マスタリングを行います。

通常ではこの時点でマスターCD作成して終了となるわけですが、「Landscape Musicシリーズ」の場合は、完成した曲をDJmixしなければなりません。
とはいってもデモを参考にPro Tools上でMixして繋いでいくのでこれまでに比べれば簡単な作業です。
この辺の詳細は次回。

at 14:11, KAGIWO, DTM関連

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