現在制作中のLandscape Music Designのニューアルバムのマスタリングがスタート。
次のアルバム用に集まった21曲をCDに収まる容量に選ぶのに2週間かかりましたが、なんとか12曲まで絞り込み、今回はその12曲をまずはマスタリング。
今回も
studio dubreelにマスタリングをお願いしました。
マスタリング当日、スタジオに到着すると、なにやら新しい機材が届いてエンジニアのNORI君が取説を読んでいます。
到着したのはKORGのDSDレコーダー「MR-2000S」。
なんと前日にこれまでマスターレコーダーとして使用していたDATの調子が悪くなってしまったので、以前使用して好感触だったMR-2000Sを急遽購入したそうです。
このMR-2000S、録音フォーマットが5.6448MHz/1bitというスペックが表記されてます。
1bit?MHz?KHzでなく?
どうやら録音方式がPCMフォーマットとは違うらしく、とにかく物凄く細かいところまで録音、再生できるようです。
さて、マスタリングですが、まずは簡単に今回のマスタリングのスケジュール確認などをして、時間も無い事ですので早速マスタリング開始!
まずはSilent runningの曲からスタート。
今回のSilent runningの曲はデモの段階でもかなり良いミックスバランスでしたのでNORI君によるMIXの微調整もテンポよく進み、50分くらいで完了。
続いて僕の曲です。今回は2曲収録予定ですが、1曲はゆるゆるのスッカスカの曲なので(w)ささっと終了。もう1曲は軽くビートがあったり、3本あるメインのパッドをシューゲイザー的に鳴らしてるので結構手間取るかと思いきや、NORI君の素晴らしい手腕でさくさくっと終了。ここまで約2時間半。
かなり順調です。
その後、休憩をはさみつつ、Landscape Music Design名義のLIVE録音リミックス曲の6曲も順調に進み、遅れて到着したClear Lineの2曲のマスタリングに突入。
Clear Lineはマスタリングが今回初めての為、かなり気合いが入っています。
途中、トラブルもありましたが何とか2曲を2時間で終わらせ、最後の1曲となるMASA OTSUBOの曲もさくっと終了!
この時点で時計は23時を回っています。
このあとは各曲を目的別にパラ出しして、NORI君のマスタリング用アンプを通し、前述のMR-2000Sに録音していきます。クリップしないように気をつけながら全曲録音し終わると、今度はそれを再生し、ProToolsに戻して録音します。
これらは当然実時間ですので往復で2時間強かかります。
そして戻ってきた曲を再び微調整して、マスタリング終了!
時計は日付変わって3時を過ぎています。
トータル14時間オーバー!
しかしマスタリングが終わった曲たちを聴くと、クオリティが完全に別次元に達していて、長丁場の疲れもぶっ飛びました!
アナログを通すことによる温かみや艶といったものはこれまで同様に仕上がり、今回はさらに奥行とクリア感がとんでもないことになっています。
凄い!
そして今はマスタリングを終わった曲を繰り返し聴いてチェックしています。
問題無ければデジタルリリースはこれで納品でいいのですが、CDは今回もDJミックスしての販売になるので、もう1回最終のマスタリング作業があります。
今回マスタリングした曲たちは9月発売予定の「Landscape Music vol.2」に収録されます!