International Observer / Seen

 今日はニュージーランドのダブユニット「International Observer」の「Seen」というアルバムをご紹介。
リリースは2001年。
 



「International Observer」を知るきっかけは、2002年12月4日にオーストラリア北東部の砂漠地帯で開催された皆既日食フェスティバル「THE OUTBACK ECLIPSE」の模様を収録したドキュメントムービーのオープニングに使われていたのが、「International Observer」の「Minicell」という曲だった為です。

僕自身も、参加したフェスなので、このDVDはたまに引っ張り出してきては何度も見ています。
オープニングで使用されている「Minicell」という曲は乾いた大地のを疾走する映像と見事にマッチするダブ・アンビエント。

何といっても実際に自分が車を運転して走ってるのですから、そりゃもうこのオープニングでいろんな記憶が蘇りまくりです。
砂漠の中の1本道。気分はもうマッドマックス。廃墟みたいになってる教会跡とか、夜は道路の両脇で観客のようにこちらを見てるカンガルーとワラビーの群れ。
何キロかごとにある道路の継ぎ目みたいのの上を通り過ぎる度にタイヤが爆発するんじゃないかってくらいのとんでもないでかい音がしたり。
ありゃ一体何だったんだろう?

話がそれましたが「Minicell」が収録されている「Seen」というアルバムは全体的にアンビエント感が漂うダブトラックが収録されていて、ドロドロのダブやコッテコテのダブは苦手という人でも気持ちよく聴ける内容になっているのでお勧めです。

個人的にダブは夏と冬に聴きたくなるので、これからの季節はお勧めの1枚です。


2007年発売の「Heard」は一転、コッテコテのダブアルバムになってますが、
その後20009年発売の「Felt」は生っぽい音像ではあるものの、かわいい音なんかも入っていて「Heard」よりは聴きやすいアンビエントテイストが多少戻ってきている印象。

 











 



そうそう、文中にある日食フェスティバルのドキュメントムービーは本家オーストラリア版の他に、WAKYOから日本語字幕版がリリースされてます。
http://www.techno.to/item.php?id=WVDVD001
本家はだらだらと長いインタビューなんかがあって、かなり間延びした印象ですが、日本版はいい具合に編集されており、飽きることなく最初から最後まで楽しく見れますのでこちらも興味ある方はぜひ。

at 18:51, KAGIWO, ディスク レビュー

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曲名検索アプリ「Shazam」

 去年、DJしてたら、お客さんがスピーカーにiPhoneかざしてる光景を何度か見たんですよね。
何してんのかなー?って思ってたんですけど、曲名検索アプリ「Shazam」で曲名検索してたんですね。
 



で、早速自分もiPadに入れて、infobarには同種のアンドロイドアプリのSoundHoundを入れてみました。

しかしまぁ、このアプリ、ホントに凄いです。
音楽が好きな人は、街中やラジオ、クラブなんかでかかってる曲を聴いて、
「うわー、この曲かっこいい!誰だこれ?!」となった経験は何度もあるはず。

そんな時、「Shazam」を起動して検索すれば、ほぼ分かります。

曲が流れてる環境にもよりますが、先日、業務用スーパーに買い物に行ったとき、なぜかずーっと
エレクトロが流れてたんですよ。

で、1曲凄いかっこいい曲があったので、さっと取り出して検索したら、すぐに曲名が分かるんですよね。
ほんとこれどういう理屈で検索してんの?ってなるくらい。

メジャーな曲はもちろん、かなりマニアックなクラブトラックまでHITします。

音楽好きならマストなアプリですね。



at 11:32, KAGIWO, iPad App Music

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Artman / Re:Sort

 日本のアンビエントを語る上で外せない人物の一人、Artman。
ぼくも尊敬するDJ、プロデューサーの1人でもあります。

Artman名義での音源を初めて聴いたのが1997年のRAINBOW2000のコンピに収録されていた、「Water Flow」という曲です。

水の滴る音から始まり、浮遊感あふれるウワモノでうっとりとしていると、途中から現れる野太いベース。この展開は圧巻です。
2012年現在で聴いてもまったく古さを感じさせない素晴らしいサウンドスケープです。

そんなArtman名義でのフルアルバム「Re:Sort」は2000年にリリースされ、長らく廃盤となっていました。(海外ではプレミア盤となっています。)

そんな「Re:Sort」がこの度デジタルアルバムとして復活!
上記の「Water Flow」を含む全9曲。
 
01. Re:Sort
02. Plateaux Experience
03. Space (Distant Planet)
04. Farout
05. Star Travel
06. World Peace
07. Fine Day
08. Water Flow
09. Farout (Reprise)

改めて聴いても時代を感じさせないサウンドスケープです。
このArtmanの世界観に近いものってあんまりないと思います。
個人的に近いのはThomas Fehlmannかなー。
Pop Ambientシリーズの中にもたまに近い世界観があるかも。

しかしArtman独特の世界はやはりオリジナリティあふれている。
オシャレでインテリジェンスで美しくて、DOPEな部分もあって大好きです。
2011年末からニューシングルもリリースして今後の動向も気になるArtmanです。



at 14:34, KAGIWO, ディスク レビュー

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フォレスト・ガンプ / 一期一会

みなさんは何度も何度も見てしまうお気に入りの映画はありますか?

僕の場合は、「フォレスト・ガンプ / 一期一会」です。

多分最初はテレビで見たと思います。
wikiってみると「1994年公開のアメリカ映画。 」とあります。
なので・・・ぼくは当時22歳か。大学生やってましたねー。
テレビで見たのでこの数年後だと思います。
そして多分初めて映画を見てほろりとしてしまった映画です。

そしてこれまできちんとカウントしてませんが、8回は最低でも見ていると思います。
繰り返しみるタイミングはだいたい決まっています。

それは、もの凄く疲れているときです。

何かいろんなものがぐわぁぁぁっと積み重なって肉体的にも精神的にもヘトヘトになってくると、観たくなるんですねー。

で、5月はそれはもう忙しくて、5月の最終週に入ったら、あーこりゃ、「フォレスト・ガンプ観なきゃなー。」という精神状態になってきたのがわかったので、itunesでダウンロードですよ。

僕は普段映画は必ず字幕版で観るのですが、この、「フォレスト・ガンプ」だけは吹き替え版で観ます。

この映画は基本、一人口調で進みます。で、初めて観たのがおそらく金曜ロードショーで、その後レンタルビデオで借りてみているので、吹き替えは「江原正士」さんのものしか見ていないと思いますが、この江原正士の吹き替えがほんとに素晴らしい。

英語の勉強をがんばってた時期に一度だけ字幕版を借りたのですが、これがもう僕には受け付けられなかった。もう世界が違う。

そんなこともあって、今回もやはり吹き替え版をダウンロードしました。

そしてヘットヘトになりながらも5月を乗り越えた6月の最初の土曜日に、観ました。
もちろん嫁と娘が寝てからです。

そして、もちろん号泣しましたね。

個人的にウルウルポイントは

1.反戦活動を行うジェニーに再会

2.クリスマスの日にダン中尉との再会

3.エビ漁始めてからダン中尉と再会

4.初めて息子と話すとこ

5.ジェニーの墓の前で「寂しいよ」って言う瞬間

です。

これ今書いてても、思い出してウルウルしてくる。(w

こうやって書いてみると、人との出会いと別れ、そしてそこに見られる「愛」ってな感じでしょうか。

もう何回も観てて、どうなるのかも分かってるのに毎回ウルウルするんですよねー。


で、何でこれ観るかっていうと、やっぱり泣いて、スッキリするんですよねー。
泣くのは最高のストレス発散法だって話もあるじゃないですか。

今回はこれでスッキリしましたが、きっとまた「何か」が溜まってくると、観てしまうんでしょうねー。

   

at 15:26, KAGIWO, 映画

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