味噌煮込みうどん 丸一(まるいち)

 三河出身ということもあり、生まれたときから味噌汁の味噌は赤味噌で育ってきたものですから、当然味噌煮込みうどんは大好きです。
お店でも食べますし、家でも自分で作って食べます。
いわゆる名古屋のソウルフードってやつですね。

そしてここんとこ「名古屋のうどん」にあらためて注目しています。
その理由はこれ



大竹さんの著書は「名古屋の居酒屋 」を持っていて、内容とカバーなどのデザインの秀逸さに感心していたので、新刊が出たということで早速(嫁が)購入したのを読んだところ、名古屋のうどんというのにも歴史があるということが分かり、また現在自分が住んでいるのが名古屋市中区なので、紹介されているうどんやさんにもアクセスしやすいこともあり、「これはなんとか紹介されている全ての店を回ってみよう!」という気になったのです。

そして今日は中区は上前津にある丸一に行ってきました。

ここのお店も歴史があり、現在のご主人で4代目、100年続いているとか。
現在のご主人は名古屋の手打ちうどん協会の会長さんということもあり、麺は文句無く美味しいです。特にきしめんが絶品です。

しかし今日は味噌煮込みうどんがメインなので、味噌煮込み定食をオーダー。

どーん!



ランチで行ったので今日はおかずに揚げたてサックサクのアジのフライとコロッケ付き。
すごいボリューム!

さて、味噌煮込みうどんの解説です。
お汁は味噌煮込みうどんにしてはあっさりめ。しかし出汁の存在感はしっかりしてます。
麺は細めんの部類に入ると思われるが、麺は味噌煮込みうどんっぽい少し固めですが、味噌煮込みうどんのジャンルで言えば柔らかい方だと思います。

大き目のあげが2枚、かまぼこ2枚、大きめの鳥肉2つ、しいたけまるごと1個と素晴らしい内容です。
おもしろいのが、トッピングとしてねぎがついているところ。すでにうどんの中に入ってるのですが、フレッシュなねぎの風味をプラス目的でしょうね。

このボリューム、食べきれるかな?と最初思いましたが、結局汁一滴残さず完食。

ここはご主人がとても人柄が良く、気さくな方なのでその人柄が出てるのでしょうな。

文句無くおすすめのうどん屋さんですよー。

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手打麺舗 丸一(まるいち)
TEL 052-322-3208
愛知県名古屋市中区上前津1-12-26
 
営業時間 [月〜土]
11:00〜15:00
17:00〜20:30
定休日 日曜、祝日定休
ランチ時は禁煙

at 15:07, KAGIWO, グルメ

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マスタリング その1

 この3年間、力を入れている「Landscape Music Design」プロジェクトですが、
レーベル始動時のコンセプトであった「3年間毎年1枚CDをリリースする」という目標が実現する運びとなりました。

今回はぼくらがやっているマスタリングについて。

収録曲の確定までも紆余曲折あるわけですが、今回はアルバム用に集まった20曲の中から14曲を選びました。

CDの「Landscape Music」シリーズは収録曲がDJmixしてあって、曲がとぎれることなくCD1枚を聴くことができるのが特徴です。(デジタル販売は1曲ずつ販売のコンピレーション形式。)

収録曲が出揃った時点でCD用のDJmixのデモも完成していますが、まずは各曲1曲1曲をマスタリングしていきます。

マスタリングはいつもStudio dubreel(http://www.dubreel.net/)にお願いしています。

Landscape Musicのマスタリングはdubreelが推奨する『DAW/DTM環境向けマスタリング』で行います。

簡単に説明すると、各アーティストで追い込めるところまでMIXはするのですが、その状態でマスタリング用にトラックをある程度まとめて大体8〜16トラックにして書き出します。
そしてそれらをdubreelのPro Toolsに並べ、マスタリングエンジニアがマスタリングをする前にMIXの最終調整をします。

なぜそんなことをするかというと、やはりモニターの解像度が違うので、よりよい環境で聴く事で、細かい部分を詰めていくことが可能だからです。
また、dubreelではこれまでの信頼関係がありますので、この時点でエフェクトのかけ足しや、場合によってはアナログ機材にSEND/INして録音し直したりと、より積極的な音作りも行います。

そのため、マスタリングに入る前のMIXの最終確認にもの凄く時間がかかります。

今回の「Landscape Music vol.3」では収録曲が14曲もあるので、全ての曲のマスタリングの準備が整うまで10時間くらいかかりました。(これでも早い方だと思います。)



そしてマスタリング準備が整うと、dubreelの場合、1曲を4つのトラックに分けてPro Toolsから出力し、マスタリング用のアナログ機材を通してKORG MR-2000Sに録音していきます。



これがまた1曲ずつパラ出し設定、ピーク確認、録音といった順番で繰り返す上に、当然1曲丸ごとの実時間が必要になりますので、この作業でも2時間くらいかかります。

DSDに録音が終わると、今度はDSDから再生したものをPro Toolsに戻して録音します。
当然ここでも実時間がかかりますのでこの時間は休憩にあてます。(w

なんでまたまたこんな面倒なことするかというと、アナログ機材を通してDSDに録音することによって、アナログ的な質感や空気感を獲得するためです。

vol.1の時はDSDではなくDATに録音していたのですが、vol.2のときにDSDを使ってみてその空間の広がりにびっくりしました。

少し話はずれますが、電源やケーブルで音が変わるという話、ぼくも以前は雑誌なんかで読んでいて「ホントにそんなに変わるものなの?普通の人では分からないくらいのものじゃないの?」なんて思ってましたが、4年前に初めてdubreelに行った時に、電源を変えたりしてどう音が変わるのかを体験させてもらいました。
それはもう衝撃的で、音楽やってる人じゃなくても、音楽に興味が無い人でも一回聴けば絶対に分かるというものでした。
それ以来、僕はdubreelに対して絶対の信頼を置いています。(まぁそれ以前の長い付き合いも含めてですが。)

さてさて、マスタリングに話を戻します。

今回は時間の都合上、DSDへの流し込みまでで作業を終了。
この後は次回に持ち越しです。

DSDで再生し、Pro Toolsで録音したデータを1曲ずつの長さに切り出して、最終的な(一般的な意味での)マスタリングを行います。

通常ではこの時点でマスターCD作成して終了となるわけですが、「Landscape Musicシリーズ」の場合は、完成した曲をDJmixしなければなりません。
とはいってもデモを参考にPro Tools上でMixして繋いでいくのでこれまでに比べれば簡単な作業です。
この辺の詳細は次回。

at 14:11, KAGIWO, DTM関連

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